読者さんなんでこんなにクタクタなんだろう…
日勤後は毎回、全身が重だるくて動けない。



その疲れ、少しでも軽くできたらいいですね。
なんでこんなに毎回、日勤後はぐったりするんだろう——
全身のだるさに襲われて、家に帰るともう動けない。
そんな看護師さん、多いのではないでしょうか?
実はその疲れ、単なる「体力の消耗」ではありません。
勤務中の気疲れ、自律神経の乱れ、足のだるさ、オンモードから抜けられない頭……こうした“目に見えない疲れ”が、心と体にじわじわと積もっているんです。
この記事では、そんな疲れをスッと手放すための簡単セルフケア5選を紹介します。
たった10分、自分のために使ってみてくださいね。
それだけで、きっと明日が少しラクになりますよ。
- なぜ日勤後は強い疲れに襲われるのか?
- 10分で心と身体を整えるセルフケア習慣
- 明日も笑顔で働くための「疲れの手放し方」
なぜ日勤のあとはこんなに疲れるの?看護師特有の「だるさ」の正体
日勤のあとは、なぜかどっと疲れが押し寄せる。そんな経験、ありませんか?
看護師の仕事は、ただ体を動かすだけでなく、心まで使う仕事です。
そのため、日勤が終わってもスイッチが切り替わらず、家に帰っても“気持ちが休まらない”と感じる方が多いのです。
とくに以下の5つが、看護師に特有の「だるさ」の正体と言えます。
- 呼吸が浅くなり、交感神経が優位に
- 足のむくみやコリが慢性化しやすい
- 感情を吐き出せず、ストレスが蓄積
- 肩甲骨まわりのこわばりが抜けない
- オンとオフの切り替えができていない
一見、ただの“疲れ”に見える症状も、実はさまざまな身体のメカニズムが関係しています。
特に、患者対応や記録業務が続く日勤では、無意識のうちに緊張状態が長く続き、自律神経が乱れやすくなっているんです。
また、「優しく丁寧に対応しなければ」と思うほど、気疲れによる消耗も深くなります。
これは、“心のスタミナ”が削られるようなもの。
何気ない言葉や表情のコントロールにも、かなりのエネルギーを使っているんですね。
ここからは、そんな日勤後の疲れを効率的にリセットする、たった10分でできるセルフケア習慣を紹介していきます。



こういう疲れ、私だけじゃなかったんだ…
日勤後の疲れを10分でリセットする5つの小さな習慣
日勤後の疲れは、その日のうちにゆるめることがカギです。
「時間がない」「すぐに家事に追われる」と思ってしまう方でも、1〜3分の小さなセルフケアなら続けやすく、効果も実感しやすいのが特徴です。
どれも簡単に始められるケアばかりですが、毎日の疲れ方に合わせて、無理なく選んでくださいね。
では、それぞれのセルフケアについて詳しく見ていきましょう。
① 深呼吸で緊張をゆるめる(1分)
ふぅーっと、息を長く吐くだけでも心がゆるみます。
看護師の仕事中は常に気を張り、呼吸が浅くなりがち。
これが自律神経を交感神経優位にし、無意識の緊張や疲労感につながっています。
「ため息呼吸」と呼ばれる、鼻から吸って口から長く吐く深呼吸を1分間だけ取り入れてみましょう。
例えば、玄関のドアを閉めたあと、その場で目を閉じて呼吸してみてください。
それだけで体のスイッチが切り替わり、「帰ってきた」と脳が認識しやすくなります。
リビングに入る前のこの1分が、オンからオフへの分かれ道になります。
息を吐くことを意識するだけで、自然と心も静まっていきます。
② 足の疲れを流す“足裏ほぐし”(2分)
足、パンパンじゃないですか?
一日中立ちっぱなしの看護業務では、足にかかる負担はかなり大きく、帰宅時にはむくみや冷えを感じやすくなります。
足裏をほぐすことで、血行とリンパの流れが改善され、脚全体のだるさを軽減できます。
おすすめは、ベッドのふちに腰掛けた状態で、ゴルフボールや小さな水筒などを足裏に転がす方法。
足裏には全身のツボが集まっているため、短時間でも全身がほぐれるような感覚が得られます。
「なんか軽くなった」と感じるだけで、気分もふっと和らぎます。
③ 「今日の感情」を一言メモ(2分)
気持ち、置き去りになっていませんか?
看護師は患者さんやご家族の感情に寄り添う機会が多いため、自分の感情を後回しにしがちです。
感情をメモする習慣は、自分の心の動きを見つめ直す大切な時間になります。
やり方は簡単。「今日は〇〇だった」と、たった一言だけでOKです。
たとえば「今日はしんどかったけど、最後に患者さんが笑ってくれて嬉しかった」など、感じたことをそのまま書くだけ。
noteアプリやLINEの自分宛てトークも使えますよ。
気持ちにふれると、自然と呼吸も落ち着いてきます。
④ 首と肩のコリをゆるめるストレッチ(3分)
そのコリ、ずっと放置していませんか?
点滴確認や電子カルテへの記録作業など、前かがみの姿勢が続く業務が多く、首や肩の筋肉がガチガチにこわばりやすいです。
短時間でもストレッチを取り入れることで、筋肉の緊張がゆるみ、疲労物質の排出もスムーズになります。
肩をすくめて脱力、首をゆっくり回す、肩甲骨を寄せて深呼吸など、簡単な動きでOK。
お風呂あがりや、寝る前にやると心地よさ倍増です。
からだがゆるむと、心もふっとゆるみます。
⑤ 好きな香りで“オフモード”に切り替える(2分)
「これを嗅ぐと、ほっとする」そんな香り、ありますか?
アロマオイル、ハーブティー、ホットタオルに好きな香りを加えるだけで、脳はリラックスモードに切り替わります。
香りは五感の中でも特に記憶と感情に直結しているため、即効性が高いんです。
おすすめは、ラベンダーやオレンジスイート、カモミールなどリラックス系の香り。
家に帰ってすぐ香りにふれることで、「仕事モードから自分モードへ」心を切り替えやすくなります。
香りは、がんばった自分へのごほうびです。



小さな習慣でも、ちゃんと効果あるんだね
「がんばる前に、ゆるめていい」日勤の疲れとどう向き合うか
「まだやれる」「もう少しがんばろう」そんな気持ちは立派だけど、休むことを後回しにしていませんか?
看護師の仕事は、誰かのために力を尽くす場面が多く、自分の疲れや感情に気づきにくいものです。
「まだ大丈夫」と感じるうちは、心と体からのサインがかすれて聞こえているだけかもしれません。
疲れに向き合うとは、弱さに負けることではありません。
自分をいたわる行為は、プロとしてのパフォーマンスを保つための“メンテナンス”でもあるのです。
小さなケアを重ねることで、心にも身体にも余白が生まれます。
その余白があるからこそ、明日も穏やかな気持ちで、目の前の患者さんに向き合えるはずです。
「休むこと」は、あなた自身と、あなたに支えられている誰かを守る行動でもあるのです。



休むって、甘えじゃなくて“準備”なんだね
無理に全部やらなくていい。あなたの“心地いい”から始めよう
セルフケアは「ちゃんと続けなきゃ」と思うほど、かえって苦しくなってしまいます。
大事なのは、完璧にやることではなく、今の自分にちょうどいいケアを見つけること。
1日1つ、3分だけでもいいんです。
たとえば「今日は深呼吸だけ」「明日はアロマを取り入れてみよう」そんなふうに、そのときの“心と体の声”に合わせて選んでください。
あなたにとっての“心地いい”が、いちばん効果のあるセルフケアになります。



気楽にできるから、ちゃんと続けられそう
まとめ|「看護師の日勤疲れ」、本当の原因と向き合おう
日勤のあと、心と体が重く感じるのは、単なる疲労ではなく「交感神経の緊張」「気づかぬストレス」「長時間の立ち仕事」が積み重なっているからです。
この“見えにくい疲れ”に気づいて、やさしくケアすること。それが、あなた自身を守る第一歩になります。
- 「気疲れ」「身体疲労」のメカニズムと対処法
- 10分以内でできるセルフケア習慣5選
- “がんばる前に、ゆるめる”という新しい視点
疲れを見逃さず、受け止められる人は、自分を大切にできる人です。



ゆるめる習慣を大切にします!



「がんばるために、ゆるめる」。そんなケアが、あなたの笑顔を守ります。
今日できることを、ひとつだけ。あなたのペースで、はじめてみてくださいね。




